ビリー・アイリッシュ ヘイト投稿への抗議映像公開

米歌手ビリー・アイリッシュ(18)が、ネットでの体形批判やヘイト投稿に対する抗議映像を公開した。今年のグラミー賞で史上最年少の18歳で主要4部門を含む5冠の快挙を達成したアイリッシュは、新型コロナウイルスの影響で中止された世界ツアー「Where Do We Go?(私たちはどこに行くの?)」のために製作したショートフィルム「Not My Responsibility(私の責任ではない)」をSNSで公開し、その衝撃的なメッセージが注目を浴びている。

普段は体形をあらわにしないバギーな装いのアイリッシュが、服を脱いでタンクトップになり、さらには下着姿になるという衝撃的な映像の中で、「私のことを知っているの? 本当に知っているの?」と語りかけ、自身の意見や音楽、洋服、体形に対するさまざまな反応について言及。「私はいつも見られている。人の目にさらされずにできることは何もない。あなたたちの視線、あなたたちの不安、あなたたちの安堵(あんど)のため息、それを気にしながら生きていたら私は動くこともできない」と語り、「私がもっと小さい方が良かった? 弱い方が良かった? 私に黙っていて欲しい? 肩を出していると刺激的? 私の胸は? お尻は? 私の体を見たことがないのにジャッジするのはどうして?」とネットで自身を批判する人たちへ痛烈なメッセージを送った。

このショートフィルムは3月9日にフロリダ州マイアミでスタートした世界ツアーで初お披露目されたが、その直後にツアーが延期となったため、SNSで公開することを決めたようだ。アイリッシュは一躍脚光を浴びるようになって増えたSNSでのアンチコメントについて「読むのをやめた。ネットは炎上やあら探しばかりで狂っている」と過去のインタビューで語っていたが、この映像を通じて改めて「私に対する(ネットの)意見は私の責任ではない」という強いメッセージを発信している。

恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた女子プロレスラーの木村花さんにインターネット上で誹謗中傷を受けていたというニュースは米国でも報道されており、SNS上での中傷は米国でも社会問題となっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)