俳優柄本明(71)が4日、都内の浅草九劇で、5、6日にオンラインで有料配信上演する、ひとり芝居「煙草の害について」のゲネプロを行った。

柄本は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で演劇界も公演の中止、延期が相次ぐ中、浅草九劇からオファーを受けて人生初のオンライン上演に踏み切る。コロナ禍の影響は、2月に結婚した次男の時生(30)と女優入来茉里(30)夫婦の結婚式が、無期限延期となったことにまで及んでいる。

そのことについて聞かれると「そうですね…まぁ、ね。世界全般、そういうことだから、早く収束してくれるといいね」と親心をのぞかせた。

時生も都内の本多劇場で開催中の、一人芝居の無観客生配信企画「DISTANCE」の中で、7日午後5時から公演を開く。柄本は、時生とオンライン上演について話をしたかと聞かれると「(時生は)本多でね。いや、話は別に…しょっちゅう会いますから、そんな込み入った話はしない。やることは知っていますけど、そんなに話すことじゃない」と語った。

長男の佑(33)を交えて、3人の俳優家族で今後のことを話すことはあるかと聞かれると「一切しないですね」とだけ答えた。【村上幸将】