ブラッド・ピット、伊坂幸太郎氏原作の映画に出演

米俳優ブラッド・ピット(56)が、ベストセラー作家伊坂幸太郎氏の小説「マリアビートル」を原作としたアクション・スリラー映画「ブレット・トレイン」に出演することが明らかになった。米バラエティー誌などが報じたもので、ドラマ「ツイン・ピークス」シリーズや映画「マルホランド・ドライブ」(2001年)などで知られる鬼才デビッド・リンチ監督がメガホンを取り、今秋にもクランクインを予定しているという。2010年に角川書店から出版された同小説は、疾走する東京発盛岡行きの東北新幹線の中で殺し屋がバトルを繰り広げる作品だが、劇中の舞台が日本になるかどうかは不明。関係者によるとキアヌ・リーブス主演の映画「スピード」(94年)とリアム・ニーソン主演の「フライト・ゲーム」(14年)の中間のような作品になる予定で、ピットはアメリカ人のヒットマンを演じることになるという。

クエンティン・タランティーノ監督の映画「ワンスアポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(19年)で今年のアカデミー賞助演男優賞に輝いたピットは、「役者は若者のゲーム」と発言して俳優業の引退の可能性に言及したこともある。しかし、その後は「製作により力を注ぎながらも心引かれる作品があれば演技もする」と引退説を否定していただけに、オスカー受賞後初の主演作にファンの期待も高まっている。

(ロサンゼルス=千歳香奈子)