元テレビ朝日アナウンサーでフラワーアーティストの前田有紀さん(39)が、局アナ時代に担当していたスポーツ番組「やべっちFC」の思い出や、退社を決意した当時の裏話などを語った。

前田さんは9日、テレ朝時代の後輩で現在も交流があるというフリーアナウンサーの竹内由恵が初めてパーソナリティーを務めるラジオ番組「竹内由恵WITH!」(ニッポン放送)にリモート出演。「やべっちFC」で共演していた竹内アナが「私はリポーターをやっていて、正直、『私、要らないんじゃないか』って思って悩んだこともあって、前田さんに『たぶん私、もうすぐ降ろされると思うんです』と泣きついた時に、前田さんが『それはないよ。よっしーはやべっちFCの仲間だから』って言って、プロデューサーさんにもチラッと聞いてくれて『大丈夫だって』って言ってくれて、すごく安心した」と思い出を語ると、前田さんは「由恵ちゃんが入って来た時は『仲間ができた』っていうのがすごくうれしくて」「ほかの番組でも、バラエティーでも深夜に共演して、夜遅くまでずっと楽屋で2人でいることとかもあって、こんなにも仕事を通して仲間ができて、いろんな話が共有できるっていうことがなかったので、本当に由恵ちゃんと仕事できて楽しかったですね」と語った。

また、前田さんは「辞めることを決めた時に、割と早い段階で由恵ちゃんに『誰にも言わないでね。会社を辞めようと思うよ』って言ったんだよね。それで本当に由恵ちゃんは誰にも言わずに、静かに胸の中に秘めておいてくれて。その時に『すごく義理堅い子だな』と思った」と、退社を決意した当時のエピソードも披露。両親からは「やっと会社に入れたんだから、一生かじりついてでも会社員でいるべきだ」と反対されたというが、「すごい心配して言ってくれて。でも私が真剣に(フラワーアーティストについて)調べたり、(イギリス留学のため)英会話を習ったりしている姿を見て、最後は応援してくれた」と明かした。

退社後、イギリスでガーデナーの見習いとして修行していた当時について「本当に今までやってきた仕事の真逆で、結構、重労働でもあったんですよ。ホースもすごい重いし、土を運んだり、大きな植物を運んだりとか、一日中走り回って身体を動かしてへとへとになって帰って眠りにつく毎日でした」と振り返り、「手も泥だらけなんですよ。少し前までネイルをして指先までキレイにしていた自分が、全然違うんですよ。全部の爪の中には土が入り、顔にも泥がついて、もちろんヒールなんて履かないし、お化粧もしてないし、ふと、鏡を見たら本当に自分が汚くて、『これが自分か!?』と思わず笑ってしまったんですけど、その時に『今の方が自分らしいな』ってはっきり思った」と語った。