5人組ロックバンドNovelbrightが11日、都内のライブハウスで、無観客配信ライブ「バーチャルブライト2020Summer~WONDERLAND release ONE MAN SHOW~」を行った。

同バンドは5月27日に初のフルアルバム「WONDERLAND」を発売。これに伴う全国6公演のツアーを行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、バンド編成としては約5カ月ぶりのライブとなった。

初の配信ライブ。ボーカルの竹中雄大(24)は画面越しのファンに向かって「ありがとうございます」と呼びかけ、「いつもなら自然に拍手が起こるのですが…。今日は撮影クルーしかいないんですよね」と苦笑。だが、「ちょっと前までは、今日のスタッフさんの数よりもお客さんが少ないところでやっていたので、初心に帰れます」と話した。

「せっかくの配信ライブなので」と言うと、ステージ上でおもむろに携帯電話を取り出しファンのコメントを紹介。「こっちには拍手来てますね! ありがとう!!」と感謝した。「なかなかみなさんとお会いするのが難しい中、ライブが出来ることを幸せに思います。画面越しに精いっぱい拳を突き上げて盛り上がってください」と呼びかけた。

「去年からこのメンバーで走り始めて、やっとここからと思った矢先にライブが出来なくなって歯がゆかった。配信とはいえ、バンドセットで音を出せて、それがみなさんの耳に届くのが本当に幸せです」とし、「どんなことがあっても折れずに前に進みます」とメッセージを送った。

配信ライブならではの全メンバーがコメントするメンバー紹介も行い、途中換気タイムを取りつつ、中止となったツアーで予定してた約2時間半のセットリストを披露。透明感あふれる歌声とパワフルな演奏でファンを魅了した。

この日、8月18日の新曲配信リリースと、その前日17日、大阪城ホールでの無観客配信ライブの開催を発表した。