米テキサス州サンアントニオで、「コロナパーティー」に参加した30歳の男性が新型コロナウイルスに感染して亡くなったことが明らかになった。男性は入院先の病院の看護師に、新型コロナウイルスに感染している人が主催したパーティーに参加していたと話していたという。

参加者たちはウイルスが本物なのか、だれかが感染するのか確かめるために集まってパーティーをしていた。男性は亡くなる直前に「私は間違っていたようだ。コロナはでっちあげだと思っていたけど、そうではなかった」と病院の医師に告白し、後悔の念に駆られていたと米メディアは伝えている。

1日の新型コロナウイルスの感染者が7万人を突破した米国ではテキサス州やフロリダ州など南部を中心に感染が爆発的に広がっており、テキサス州では感染者が25万人を超え、特に20~30代の若者の感染が増えている。

先日もアラバマ州で大学生がウイルス保有者を招いて最初に感染した人が賞金を受け取るパーティーを開催していたことが発覚しており、若者の間でこうした感染を目的としたコロナパーティーが流行していると言われている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)