ジャニーズWEST藤井流星(26)神山智洋(27)が9日、東京グローブ座で、ダブル主演舞台「正しいロックバンドの作り方 夏」(30日まで)の公開初日を迎えた。本番前には稽古を公開し、コロナ禍で初日を迎える意気込みなどを語った。

若手バンドの奮闘と成長を描く、日本テレビ系ドラマ「正しいロックバンドの作り方」(4月期放送)の舞台化。感染防止のためにマスク着用で稽古を続け、この日、初めてマスクを取った。藤井は「全員の表情が見えて、新鮮で楽しいです」と笑顔で話した。出演者とスタッフ全員がPCR検査を受けるなど万全の態勢で臨み、神山は「千秋楽まで誰ひとり欠けることなく走り切りたい」と意気込んだ。

共演の栗原類(25)吉田健悟(27)とダメ男4人組バンド「悲しみの向こう側」をめぐる人情喜劇だ。ドラマではいなかった新キャストの中村梅雀(64)は劇中でベース歴52年の腕前を披露。「夢中になりすぎて、せりふを言わなかったり」と苦笑いで明かした。

藤井はジャニーズWESTメンバーの鑑賞も期待した。今年の日本テレビ系「24時間テレビ43」のパーソナリティーを務める重岡大毅(27)ら仲間の活躍に刺激を受けている。神山は「メンバーは、みんなそれぞれ頑張っている姿を見るのが好き。WESTの時の2人じゃないみたいと思わせることができたら成功なのかな」と笑みを浮かべた。

大阪・梅田芸術劇場公演は9月2~8日まで。

◆舞台「正しいロックバンドの作り方 夏」 シズマ(藤井)テツ(神山)オギノ(栗原)コバ(吉田)からなるバンド「悲しみの向こう側」は目標にしていたロックフェスの最終審査で落選し、完全に燃え尽きていた。2カ月後、あるライブへの出演依頼が届きメンバーは奮起する。4人を中心とした人情喜劇。