面長な顔が特徴だった名脇役、斎藤洋介さんが19日、亡くなったことが20日、分かった。69歳だった。

斎藤洋介さんと17年の舞台「朝陽の中で微笑んで」で共演した元AKB48/SKE48で女優の宮澤佐江(30)は自身のツイッターで「私が稽古場に着くと、すでにご自分の席で紙コップにホットコーヒーを入れて飲まれていた斎藤さん」「会話の中に必ず奥様のお話が出てきていたことをよく覚えております。斎藤さんとお仕事が出来た事、ずっと忘れませんよ」と冥福を祈った。

斎藤さんは79年「男たちの旅路」でドラマデビュー。温厚そうな顔つきながら、悪人も演じる幅広い演技力の持ち主だった。94年のドラマ「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」で迫真のイジメ役を演じる一方、98年「聖者の行進」では心優しい工場の現場監督を演じた。ドラマ以外でも「笑っていいとも」「SMAP×SMAP」などに出演し、幅広い層から人気を得ていた。