少年隊の名残す「ジャニー氏の最高傑作」が決めた道

<記者の目>

少年隊の錦織一清(55)と植草克秀(54)が20日、ファンクラブサイトなどで、年内いっぱいでジャニーズ事務所から退所することを発表した。東山紀之(53)は同事務所に残留する。少年隊は実質活動休止状態で、今後もグループ活動の予定はないが、「これからも所属グループとしてその名を残す」という。

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少年隊は、「ジャニー氏の最高傑作」ともいわれるグループだ。85年のデビュー前に、ジャニー氏の生誕地である米国に渡って、本場のダンスや歌を学んだ。高いパフォーマンス力で人々を魅了し、「仮面舞踏会」「君だけに」など数々のヒット曲をリリースした。

86年の初演から23年間主演を務めたミュージカル「PLAYZONE」では、1000回近くステージに立った。TOKIOやV6のメンバーをはじめ、多くの後輩たちと共演。時には厳しく指導し、ジャニーズの伝統や、「ジャニーイズム」をたたき込んだ。

実質活動休止状態が続いていたため、解散の可能性を指摘する一部報道もあった。ただ、親しい関係者によると、昨年7月に亡くなったジャニー氏への思いから、3人が「ジャニーさんが生んでくれた『少年隊』という名前はずっと残したい」と希望したという。ジャニー氏への感謝を最優先するような、「最高傑作」らしい選択だった。【横山慧】