俳優片岡愛之助(48)が、フジテレビ系オムニバスドラマ「3人のシングルマザー~すてきな人生逆転物語~」(10月1日午後9時)の木村多江(49)主演の「東大とグリーンカレー」に出演する。

「東大とグリーンカレー」は、2人の息子を東京大学合格へと導いたシングルマザーの物語。水川早苗(木村)の最愛の夫、水川幸太を片岡が演じる。木村とは初共演となる。

片岡は27日に最終回を迎えたTBS系「半沢直樹」で、オネエ言葉の金融庁検査局主任検査官・黒崎駿一を演じたばかり。今度は自身の余命を知りながら、残していく妻と子供のために準備をして気丈に振る舞う父親を演じる。

片岡は「先に逝ってしまうお父さんと、残された家族。それぞれの思いに胸を打たれながら台本を読みました。それと同時に、家族はやっぱりいいものだなと温かい気持ちにしてもらえる作品だと感じました」。

役柄については「妻と、これからの成長が楽しみな2人の息子たちを置いて逝ってしまう父親というのはどんな心境だったろうと、考えても想像つかない境地でした。きっと悔しいだろうし、とても悲しいだろうと。それでも幸太は家族の未来を考えて最期まで生きたと思いますし、それを意識して演じました」と話している。

父の死から、一念発起して東大を目指す長男亮太を兄弟漫才コンビ、まえだまえだの弟の前田旺志郎(19)が、兄に影響を受けて東大を目指す次男翔太を、醍醐虎汰朗(20)が演じる。 物語は、水川早苗(木村)は最愛の夫・幸太(片岡)を病気で亡くした後、女手ひとつで2人の息子を育てている。最期まで家族に尽くしてくれた幸太を思い、「子供がやりたいことは全部かなえたい」とコンビニエンスストアでパート勤務をしながら多忙な毎日を過ごす早苗。そんなある日、高校1年生の長男・亮太(前田)の3者面談で「欠席が多く、志望する大学合格は厳しい」と担任から告げられてしまう。早朝から夜まで働きづめの早苗は知らなかったのだ。落ち込む早苗を気遣う次男・翔太(醍醐)。一方で、母を失望させた自分自身にいら立ちを募らせた亮太は家の壁を殴って穴を開けてしまう。