NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の19日に放送された第91回の平均視聴率が19・7%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、終戦から3カ月がたったが裕一(窪田正孝)は、まだ曲を作ることができずにいた。音(二階堂ふみ)は裕一を心配しつつも、生死をさまよい入院している岩城(吉原光夫)を心配して豊橋に向かった。その関内家では空襲で家が焼けこげ仕事場もなくなり、光子(薬師丸ひろ子)は新しい仕事を見つけようとしていた。すると五郎が革製品で作られた野球のグラブを持ってきて、馬具にかわる新しい仕事を見つけてきた。光子らは眠る岩城に新しい仕事を報告。しかし岩城はその後、息を引き取った。一方、古山家では、劇作家の池田(北村有起哉)は自分が書いたラジオドラマの企画の音楽を担当してもらえないかとお願いをしに古山家にやってきた。しかし裕一は「音楽はやめました」と断り、無気力な姿をみた池田は諦めて帰って行った。話を聞いていた華(根本真陽)は、いい話だと受けるように促したが、裕一の心は動かず、華は「今の姿を弘哉くんが見たらどう思うのかな」と告げた。