森七菜が主演を務めるTBS系火曜ドラマ「この恋あたためますか」(午後10時)の20日放送の第1話視聴率(関東地区世帯)が9・4%だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作はコンビニチェーンの社長と、アルバイト店員がオリジナルスイーツ開発を通してひかれ合うラブストーリー。森が演じるのはアルバイト店員の井上樹木役、コンビニチェーンの社長・浅羽拓実役を中村倫也が演じる。

そしてスイーツ製作専門会社「ドルチェキッチン」に所属し、浅羽とともにスイーツ開発をする新谷誠役を仲野太賀、コンビニ本社「ココエブリィ」商品部スイーツ課に勤務する北川里保役を石橋静河が演じる。

第1話で、井上樹木は「人を幸せにしたい」という思いを抱いて活動していたアイドルグループをクビになり、コンビニでアルバイトをしている。唯一の楽しみといえば、お手頃価格のコンビニスイーツを食べ、その感想をSNSにアップすることだけ。ある日、樹木は偶然知り合った浅羽拓実と口論になる。彼はEコマースを運営する会社から樹木がアルバイトをしているコンビニに出向し、代表取締役社長になったばかりだった。業界最下位のコンビニ「ココエブリィ」の経営立て直しを命じられた浅羽は、定番商品であるスイーツのリニューアル案を打ち出した。

だが、別会社から出向してきた浅羽が打ち出した改革案は、スイーツ課から猛反発されてしまう。社内公募でもめぼしいアイデアが集まらず途方に暮れる浅羽。そんなとき、業界でひそかに注目されているスイーツ批評のSNSアカウント「キキかじり」のうわさを耳にする。その正体が樹木であることを突き止めた浅羽は、ある行動に出る。

火曜午後10時枠は、16年10月期「逃げるは恥だが役に立つ」や前クールの「私の家政夫ナギサさん」など、働く女性をテーマとした人気作が多く、今作も「恋あた」の愛称で注目を集めそうだ。