柴咲コウが主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「35歳の少女」(土曜午後10時)の28日放送の第8話視聴率(関東地区世帯)が9・3%だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は11・1%、第2話は9・6%、第3話は10・0%、第4話は9・1%、第5話は9・4%、第6話は7・6%、第7話は7・7%だった。

人気脚本家の遊川和彦氏のオリジナル作品。不慮の事故で25年眠り続け「体は35歳、心は10歳」として目覚めた主人公・望美(柴咲コウ)の成長物語。舞台となる1995年と2020年の間の25年間の社会変化が描かれる。

望美を献身的に介護してきた母親・多恵役を鈴木保奈美、父親・進次役を田中哲司、妹の愛美役を橋本愛がそれぞれ演じる。また、望美の初恋の相手・広瀬結人役を坂口健太郎が演じる。

第8話で望美は家族と結人の前から姿を消し、連絡もつかない状態になっていた。望美を探しながらも再び教師として働き始めた結人は、クラスで浮いている生徒の力になりたいものの、成績第一の教育方針になじめずにいた。そんな中、結人は望美の手がかりを求めて愛美に連絡。デザイナーの夢に挫折した愛美は結人がかつていた代行業の会社に登録していた。

その頃、売りに出された時岡家では内覧が始まった。心ここにあらずの多恵は、見学に来た家族の娘を思わず望美と重ねてしまった。

一方、離婚危機の続く今村家では進次が口をきいてくれない加奈(富田靖子)に手を焼いていた。さらに達也(竜星涼)は加奈と実の父親から手に入れた大金を手に「でっかいことやってやる」と家を飛び出し、競馬に費やしてしまった。

そしてひょんなことからついに望美の居場所が判明。25年間を奪われた望美は別人のような姿に変わり意外な生活をしていた。

25年の時間を奪われた望美の絶望と怒りは、彼女を別人のように変えてしまっていた。何とか元の姿に戻ってもらいたい結人は、意を決して、ある人に会いに行ったが引き戻しに失敗した。