敗血症性ショックのため90歳で死去した、すぎやまこういちさんが作曲したシングル曲の累積売上上位5位までを7日、オリコンが発表した。

1972年に発売したガロ「学生街の喫茶店」の累計売上が77・2万枚と1位を記録。2位は68年に発売されたザ・タイガースの「花の首飾り/銀河のロマンス」。3位は73年発売のガロ「君の誕生日」。4位は68年発売のザ・タイガース「君だけに愛を」。5位は02年発売の島谷ひとみ「亜麻色の髪の乙女」だった。

また、オリコンの調べによると、アルバム累計売上第1位は「交響組曲ドラゴンクエスト3」で27・4万枚だった。NHK交響楽団「交響組曲ドラゴンクエスト4」は2位で累積売上は26・1万枚、NHK交響楽団「交響組曲ドラゴンクエスト5」は累積売上13・1万枚で3位、「KING OF TURF-中央競馬のファンファーレ-」は累積売上3・2万枚で4位だった。

◆すぎやまこういち(本名椙山浩一)1931年(昭6)4月11日、東京都生まれ。音楽好きの家庭に生まれ、幼少からクラシックなどに親しむ。東大卒業後、文化放送、フジテレビでディレクターを務め、フジテレビ時代は「ザ・ヒットパレード」に携わり、テーマ曲を作曲。沢田研二らによるバンド「ザ・タイガース」の名付け親で、「君だけに愛を」などグループサウンズのヒット曲や、「亜麻色の髪の乙女」などを作曲。86年、ゲームのテーマ曲「ドラゴンクエスト序曲」を作曲。16年、最高齢のゲーム音楽作曲家としてギネス世界記録に認定された。18年、旭日小綬章。昨年、文化功労者。