過去の「いじめ行為」を雑誌で告白するなどして活動自粛中だったミュージシャン小山田圭吾が25日、ツイッターを更新し、活動を再開することを報告した。「Cornelius(コーネリアス)」名義でソロ活動する小山田は、7月30日に新潟・苗場スキー場で開催される「FUJI ROCK FESTIVAL2022」(通称フジロック)2日目と、8月19日に幕張メッセで開催される「SONICMANIA」の両フェスに出演することも発表された。

小山田は自身の署名入りで以下の文面を掲載した。「この度『FUJI ROCK FESTIVAL2022』と『SONICMANIA』への出演が決定し、活動を再開させて頂くこととなりましたので、ご報告致します。昨夏より活動を自粛するなか、過去の自分の未熟さを猛省すると共に、これからの自分が社会に対してどのように向き合っていくべきか常に考えて参りました。そんな中、応援の声を届けてくださったファンの皆様や、変わらぬサポートを続けてくださった関係者の方々の存在は、とても大きな励みとなりました。心から感謝いたします。今後の音楽活動において、自分にできる精一杯の仕事でお返しできるよ、努力していきたいと思います。」

フジロック公式サイトでは、Corneliusが出演について「活動再開後初ライブとなる苗場の地で、再び彼らの素晴らしい音楽が鳴り響き、新たなスタートの1歩となることを願っています」。「SONICMANIA」の公式サイトでも「活動再開が発表されたCorneliusの出演が決定しました!リスタートの場所の一つとして出演を快諾してくれたソニックマニアで、彼の素晴らしい音楽を再び共有出来ることを楽しみにしています」と記された。

小山田は東京五輪・パラリンピック開会式の楽曲担当に就任後、95年発行の雑誌で「いじめ行為」などを告白していたことが騒動化。開会式4日前の7月19日に楽曲担当を引責辞任した。昨年8月のフジロックはCorneliusとしても、所属バンドMETAFIVEのメンバーとしても出演は見合わせ、その後は事実上の活動休止に入っていた。