秋元康氏が、7月期のテレビ東京系連続ドラマ「赤いナースコール」(月曜午後11時6分)の企画・原作を手掛けることが12日、分かった。同局「ドラマプレミア23」枠の原作を手掛けるのは、昨年10月期「じゃない方の彼女」、今年1月期「ユーチューバーに娘はやらん!」、4月期「吉祥寺ルーザーズ」に続き4作連続となる。

「赤いナースコール」はSexy Zone佐藤勝利(25)主演の、”史上最恐ミステリー&ラブサスペンス”という。とある病院を舞台に、主人公がさまざまなトラブルに巻き込まれるが、一緒に事故にあった彼女への愛を胸に、困難な状況をなんとか切り抜けていく。

”5分に1回の恐怖”をテーマに、さまざまな人間ドラマやミステリーが展開する。「あなたの番です」(19年)「共演NG」(20年)などさまざまな作品を手掛けてきた秋元氏の最新作となる。コメント全文(原文まま)は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

「あなたの番です」という連続ドラマを作った時、「夜、観るのは怖い」と言われました。

そんなにホラー的な要素を意識したわけではないのですが、確かに、一人で観ていたら背筋がゾクゾクするようなシーンがいくつか登場したかもしれません。

テレビ東京のこの放送枠は、新しい連続ドラマに挑戦するチャレンジ枠なので、今回は、「地上波の限界だと言われる”怖いドラマ”を作ってみよう」と思い、この『赤いナースコール』を企画しました。

僕が海外のあるホテルに滞在した時のことです。病院の跡地に建てられたそのホテルは、幽霊が出ると噂でしたが、僕は気にしていませんでした。深夜、部屋のリビングで原稿を書いていたら、ガタガタと。まるで病院の患者を乗せたストレッチャーが移動する音が聞こえました。

ふと、リビングから寝室に繋がる廊下の方を見ると、白いナースキャップの看護師がストレッチャーを押して横切るのが見えたのです。時差で寝ぼけていたのかもしれませんし、旧病院跡地という情報が、錯覚を呼んだのかもしれません。おそらく、夢をみていたのでしょう。しかし、あのストレッチャーがガタガタ、通り過ぎる音とナースの姿は、今でも目に焼きついているのです。あの時、そのナースと目が合っていたら…。

そんな恐怖をSexy Zoneの佐藤勝利さんや素敵な俳優の皆さんとスタッフと作れたらと思います。