ダウンタウン松本人志(58)が7日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)にコメンテーターとして出演した。

お笑い芸人インタレスティングたけし(42)が、先月6日のTBS「水曜日のダウンタウン」の「説教早帰らせ選手権」に出演した際に、先輩芸人のチャンス大城に説教されたシーンが放送されて問題になった件を取り上げた。しどろもどろになったしゃべり方が「何か何か僕何か悪い悪い事したみたい」などとテロップに出されるなどして、一部で「吃音(きつおん)ではないか」という指摘があった。

これを受けて、日本吃音協会が今月1日にTBSに抗議文を送ったことを発表して「件の放送内容は、吃音者に対する差別と偏見を助長するものであり、再発防止と番組制作の基準・指針の見直しを要求しました」とツイート。インタレスティングたけし本人はツイッターで「いろいろありますが、まだまだ頑張りますので、これからもよろしくお願いします」と投稿していた。

松本は「彼の吃音(きつおん)の部分を笑ったわけではない。彼が今後、テレビに出にくくなってしまう。TBSに(抗議に)行く前に、彼本人に行ってほしかった。営業妨害になる」。そして「インスタレスティングたけし君の名前を借りてインタレスティングしたかったのかな」とボケつつ「障害があっても出て行くべきだと思う。これからも彼を使ってほしい」と話した。

日本吃音協会や、放送上の問題を扱うBPO(番組倫理・放送向上機構)に対して、松本は「日本のお笑いを勉強してほしい。悪意を持ってやっているわけではない。なんだったら、お笑いの会議を見に来てほしい。あんまり来てもらっても困るけど(笑い)。なんだったら、俺が会議に行ってもいいよ。あんまり遠かったら困るけど(笑い)」と、ジョークを交えながら話した。