静岡のDaiichi-TVは31日、4月から新番組「KICK OFF! SHZUOKA」(日曜午後5時)がスタートすると発表した。

「KICK OFF! SHZUOKA」は、同局で1986年(昭61)から14年まで28年、放送された伝説のサッカー専門番組「KICK OFF(キックオフ)」が9年ぶりに復活しての新番組。同番組は、サッカー王国と呼ばれてきた静岡のサッカー専門番組として、Jリーグや高校サッカーなど各カテゴリーのサッカー情報を発信し続けた、静岡のサッカーを支えてきた番組だった。

「KICK OFF」には、J1コンサドーレ札幌MF小野伸二(43)やドイツ1部フランクフルトDF長谷部誠(39)、サッカー解説者の内田篤人氏(34)が、それぞれ清水商高(現静岡市立清水桜が丘高)、藤枝東高、清水東高でプレーしていた学生時代から出演。そうした静岡出身の、日本を代表するスター選手たちの秘蔵映像を多数、放送することでも話題、人気だった。

今回の復活は、Jリーグが31日に発表した、全国各地域の各放送局と連携し、30地域(45都道府県)でサッカー番組を拡大放送する、初の試みの一環となる。MCは現在放送中のスポーツ番組「Dスポ」(日曜午後5時)でMCを務める臼井佑奈アナウンサー(28)と、静岡学園サッカー部出身でU-17日本代表にも選出された須藤駿介アナウンサー(26)が務める。両アナウンサーは、同局を通じてコメントを発表した。

臼井アナ「『KICK OFFに出たくてサッカー頑張っていたんだよ』とJリーガーに何度か声をかけてもらったことがあります。そんなサッカー少年憧れの番組が復活!入社以来Jリーグの取材を続け、私は7シーズン目。サッカーが大好きという気持ちは増すばかりです。サッカー好きのあなたに、サッカーに出会ったあなたに、サッカーの魅力をお届けできるよう精いっぱい務めます!」

須藤アナ「17年間サッカーに打ち込み、中高は静学サッカー部に青春を注ぎました。そこで私の人生を変えてくれたのが「KICK OFF」から取材を受けたこと。それがアナウンサーを目指したきっかけでもあります。県内Jリーグを盛り上げるのはもちろん、アマチュア選手にもスポットを当て、経験を生かしながら情熱をもってお伝えします。ご期待ください!」