内山絵里加アナ 乳搾りはうまいですよ

担当番組「イブアイしずおか」の似顔絵ポスター前の内山絵里加アナ(撮影・鈴木正章)

<静岡アナ 気になリスト:SBS内山絵里加アナ(3)>

 気になる静岡県テレビ局アナウンサーを紹介する連載「静岡アナ 気になリスト」。SBS内山絵里加アナ(27)の「その3」です。プライベートについて聞くと、休日も大好きな動物と触れ合っていました。何と実家では、牛を飼っていたそうです。

 -浜松出身ですが、現在は静岡市暮らし。違いを感じますか

 静岡は上品な感じがします。西の方は「やらまいか精神」で、もっとガッツがある感じです。

 -浜松はギョーザの個人消費量が日本一

 ギョーザ大好きです。浜松では、モヤシを皿の真ん中に置くのが当たり前だったので、他の地域では「ない」と知って驚きました(笑い)。最近は「杏林堂」の冷凍ギョーザにはまっています。これさえあれば生きていけるというくらい。

 -休日の過ごし方は

 連休になると実家に帰ります。あとは動物と触れ合っています。先日は、友人の家でヤギが生まれたというので見に行ったり、牛が好きで富士宮の「いでぼく」に行ったり。実家でも牛を飼っていたので。

 -牛を飼う

 フフフ。酪農です。浜松市北部、旧引佐郡の「いなさ牛乳」です。牧場ほど大きくないですけど、25頭ほど飼っていました。祖父が亡くなって途絶えましたが、ずっと手伝っていました。乳搾りはうまいですよ~。自信あります。

 -なるほど。自然の中で育ったんですね。

 はい。でも、子供の頃は、本当におとなしかったんです。なので、久しぶりに会う恩師からは「テレビで見てびっくりしたよ。よくこんな職業に就いたわね」と言われます(笑い)。

 -アナウンサーにはなりたかったけど、人前で話すタイプではなかったと

 ただ、授業中にみんなの前で本を読むことは好きでした。高校で先生に「内山、アナウンサーになったらどうだ。きれいな読みをするから」と言われた時は、本当にうれしかったです。

 -では、ナレーションの仕事は得意ですね

 うまくはないですが、すごく好きです。家でもすてきな読み方をされるナレーターさんの声を録音して、まねしたりしています。

 -ラジオの仕事はどうですか

 「存在が消える」と言われます。しゃべらないもので、「あれ? 内山がいない」と。みなさんお話が上手で、ポンポンポンとなって、入り込む余地がなくて。1人でしゃべる番組なら、大丈夫なんですが…。

 -なるほど。やはり自己顕示欲がない

 根暗なんですかね…。苦手分野ではあります。でも、これからは、頑張ってしゃべろうと思います。【柳田通斉、鈴木正章】(おわり)

 ◆内山絵里加(うちやま・えりか)1988年(昭63)11月29日、浜松市生まれ。青学大文学部日本文学科卒、11年入社。テレビの「イブアイしずおか」、ラジオの「内山絵里加のアナらじ」などを担当。血液型A。