高橋優、母校卒業式でライブ 18年ぶり原点回帰

 シンガー・ソングライター高橋優(32)が12日、母校の秋田県横手市立山内中学校の卒業式にサプライズで登場して歌をプレゼントした。昨年、秋田市内で行ったデビュー5周年フリーライブに全校生徒が駆けつけ、高橋の代表曲「福笑い」などを合唱した。卒業式のサプライズ参加は「歌うことで感謝したい」という高橋の希望で実現した。

 高橋が姿を見せると、卒業生18人を含む計64人の全生徒から大歓声を浴びた。「胸が熱くなって、泣きそうになりましたね。真っすぐきれいな目で見つめられると、心が洗われます」。

 体育館のステージに立った瞬間、懐かしい記憶が次々とよみがえった。「成績は5段階中ほぼ3と普通。先生から『高校に行っても何の取りえもない人になる』と言われてドキッとして」。立候補して中学2年の終わりから1年間、生徒会長を務めた。生徒会長として壇上に立つことも多かったが、初めてステージに立って歌ったのもこの日と同じ場所だった。「学校祭でGLAYの『SOUL LOVE』をバンドで歌いました。ここで歌うのはその時以来18年ぶりです」。

 再来年、同校は廃校になる予定。限られた時間の中での“原点回帰”に「生徒会長になって世界が広がりました。男友達が増えてバンド演奏したりと、音楽が身近になった。タイムスリップして当時に戻った気持ち」としみじみと語った。

 手拍子の中、新曲「さくらのうた」や「明日はきっといい日になる」「福笑い」を情感たっぷりに歌い上げた。「人と人のつながりを大事にしてほしい」。歌と合わせて巣立つ後輩にエールも送った。【近藤由美子】

 ◆高橋優(たかはし・ゆう)1983年(昭58)12月26日、秋田県生まれ。札幌の大学への進学と同時に路上で弾き語りを開始。10年4月「福笑い」が東京メトロCM曲となり話題に。同7月シングル「素晴らしき日常」でメジャーデビュー。福山雅治から引き継いで昨年4月からニッポン放送「オールナイトニッポン」土曜パーソナリティーを関ジャニ∞大倉忠義と務める。血液型O。