熊本出身の高良健吾「気に掛けて」地元への思い語る

映画「蜜のあわれ」の大ヒット舞台あいさつを終え、降壇する高良健吾(撮影・森本隆)

 公開中の映画「蜜のあわれ」(石井岳龍監督)の大ヒット舞台あいさつが16日、東京・新宿のバルト9で行われ、高良健吾(28)が震災被害に苦しむ地元熊本への思いを語った。

 大杉漣、石井監督とともに登壇した高良は「大変だけど、舞台に立たないという選択肢はなかった」と断言。身内の被害状況について語ることはなく「こちらでしかできないこと、あちらでしかできないことがある。自分の与えられた仕事がここなので、短い時間ですけど、舞台あいさつを楽しんで下さい」と、終始硬い表情のままあいさつした。

 イベントの最後には、大杉が観客に携帯電話での写真撮影を許可するサービスを急きょ提案し、高良も快諾した。無数のシャッター音が響く中、高良は声を詰まらせながらあいさつした。「映画の舞台あいさつなんで、映画のことだけで終わりたいんですけど、不安なんで…本当は。写真を撮ってくださった方は、少しでも熊本のことを気に掛けてくれたり、ちょっと何かこう何か思ってくれるだけでもうれしい」。大杉や客席から拍手を浴びながら、舞台を後にした。

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