プリンスさんの遺体から医療用麻薬が検出される

 21日に急死した米歌手プリンスさんの遺体から医療用麻薬として知られる処方薬オピオイドが検出されたと、米CNNテレビが伝えた。

 プリンスさんの地元ミネソタ州のスター・トリビューン紙は、プリンスさんが死去した自宅兼スタジオのペイズリー・パークからも同じ薬が見つかっていると報じているが、プリンス自身に処方されたものだったかどうかは不明。

 オピオイドは鎮痛剤としてもちいられるもので、プリンスさんは生前に処方薬を過剰摂取していたとの報道もある。検視による死因の特定はまだされていないが、オピオイドとの関連性が取りざたされている。

 CNNなど複数のメディアが、米麻薬取締局(DEA)に捜査協力を要請したとの報道もあるが、ミネソタ州の司法当局はDEAによる関与を否定。

 一方で、21日に捜査令状が発行されたことが明らかになったが、現時点で具体的な捜査内容や場所などは公表されていない。ペイズリー・パークを捜査したものと見られているが、発見された薬物などの詳細も公にされていない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)