吉本が1200人超のタレントに違法薬物セミナー

違法薬物・コンプライアンス意識徹底セミナーに出席した吉本のタレントら

 約6000人ものタレントを抱える吉本興業は10日午前、大阪・よしもと漫才劇場で、厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部の協力を得て、「違法薬物・コンプライアンス意識徹底セミナー」を開き、タレントや社員約300人が出席した。

 同セミナーは2日間で4回行う予定で、1200人以上のタレント、社員らが参加する。厚労省の麻薬取締部が講演をし、同省とのタッグは初めて。

 吉本では7~8年前から、薬物や反社会的勢力への問題意識を高める講演を毎年、開いてきたが、社会的な重要案件が発生すればその都度、緊急セミナーを催してきた。2月にも、元プロ野球選手の清原和博容疑者が覚せい剤で逮捕された事件を機に、警視庁組対五課の協力で行っており、今回は、その“大阪版”で、麻薬取締部の協力を得た。

 吉本の担当者は「厚労省さんとは初めてですが、こういったセミナーが目新しいことであってはいけない。何度も、何度も、やらなきゃだめ」と言い、今後もこういった緊急セミナーを随時、行いたいという。

 同社によると、この日のセミナーでは、薬物の怖さ、再犯率の高さ、使用による肉体への影響などを、映像も交えて、厚労省の麻薬取締官が講演したといい、同社は「タレントという立場は、狙われやすい立場にあるということも話してもらっているはずです」などと説明した。