19歳芳根京子“ママ” 「べっぴんさん」収録開始

神戸の異人館から収録スタートした、左から蓮仏美沙子、ヒロインの芳根京子、谷村美月

 次期NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」(10月スタート)の収録が25日、神戸市内でスタートし、初日からヒロイン芳根京子(19)が“ママ”になった。

 おんぶした赤ちゃんが泣きだすと、足元をポンポンとやさしくたたいた。後ろへ顔を向けると、スヤスヤと寝ていた。芳根は「こうすると、すぐ寝ちゃう。かわいくて癒やしのパワーがすごい」。曇天だったが、心は晴れやかに長丁場となる収録をスタートさせた。

 ヒロイン坂東すみれは、子供服専門店の創業者がモデル。戦前から戦後、高度成長期を奔走する姿が描かれる。この日は、戦時中に出産したすみれが、粉ミルクを探し歩く場面などを収録した。初日の2シーン目の場面が赤ちゃんを背負っての演技。「赤ちゃんのおかげで初日の不安も吹っ飛びました」と笑顔を見せた。