海老蔵、くまモンや子供総出演の演目製作を提案

中村獅童(左)と市川海老蔵が出席した全国巡業「秋の特別公演 古典への誘い」の制作会見にくまモンも飛び入り参加(撮影・小林千穂)

 歌舞伎俳優市川海老蔵(38)中村獅童(43)が1日、都内で、全国巡業「秋の特別公演 古典への誘い」(10月1日~26日)の制作会見に出席した。海老蔵は巡業では初めて「勧進帳」で弁慶を演じ、獅童は初役で富樫を演じる。

 海老蔵は「緊張感のある公演になる。獅童さんと一緒にできるのはうれしい」、獅童も「気が引き締まります」。

 10月8~11日は熊本・八千代座で公演する。会見終盤にはくまモンも登場、海老蔵は「心配したよ」と熊本地震による被災を気遣った。くまモンは公演に出演したいと、土下座で直訴。海老蔵は「(「勧進帳」「安宅」とは別に)15分くらいの演目を作ればいい。そうしたら、麗禾も勸玄もみんな出られる」と、子供たちも総出演することを提案した。

 また、片岡愛之助と藤原紀香の結婚披露宴が9月28日に決まったが、招待状については2人とも「来た? 正式にはまだじゃないかな」。それでも海老蔵は「歌を歌えるように練習しようかな」。

 巡業公演は鳥取県米子市を皮切りに、岡山県倉敷市、広島市、熊本・八千代座、石川県小松市、大阪市、札幌市、東京・浅草公会堂で行う。