俳優の坂上忍（４９）が、女優の高島礼子（５１）が苦労人であることを明かし、夫で元俳優の高知東生容疑者（５１）が覚せい剤取締法と大麻取締法（所持）の疑いで逮捕されたことの余波を受ける高島を同情した。

　坂上は２８日生放送のフジテレビ系「バイキング」で、高島について「言わずと知れたトップの女優さんって、みんな当然のように思ってるかもしれないけど、売れたのは３０過ぎからだからね。２０代の頃にレースクイーンかなんかでデビューしたのかな。それからお芝居を目指すって言って」と女優としては遅咲きだったことに触れた。

　しかし女優にシフトしてからの高島は「その時からお芝居めちゃくちゃうまかったの。気が利くし、共演者とかスタッフは『高島いいよね』ってみんな褒めてた」と、業界内での評価は高かったが、ヒット作には恵まれずに伸び悩んでいたという。「でも、その後にチャンスの映画かなんかがあって、それを生かして、やっと今の地位。この人は僕から言ったらすごい苦労した人なの」と語った。

　坂上は、その高島が高知容疑者との結婚を発表したとき「びっくりした。『え？この人と結婚するんだ』って」と意外に思ったという。高知容疑者が当時、高島のことを「誰よりもファン」だと言っていたことについて、坂上は「だったらファンとしての模範たるべき行動をしなきゃいけないのに、結果的に一番やっちゃいけないことやって、一番大切にしなきゃいけない人を苦しめてることなわけでしょ」と憤り、高島については「かわいそう以外の何ものでもない」と同情した。