石原裕次郎記念館が来夏閉館へ 施設老朽化など原因

石原裕次郎記念館

 北海道・小樽市にある石原裕次郎記念館が来年8月末で閉館することが1日、分かった。施設の老朽化や使用している映像機器やボイラー部品の製造中止などのため、半年前から検討を重ねた結果、閉館を決定した。裕次郎さんの衣装やレコード、映画やドラマで使用した小道具や主演映画のフィルム、撮影現場を再現したセット、ドラマ「西部警察」で使った車両や私生活での愛車や愛用品など約2万点が展示されているが、その多くは東京・成城の自宅に戻す。浅野謙治郎館長は「惜しまれる形で閉館するのも、裕次郎さんらしくていいのでは」と話す。

 記念館は91年にオープンした。小樽は裕次郎さんが9歳まで6年間過ごした思い出の地。開館以来、観光スポットとしてにぎわい、旅行ツアーでも高い人気を誇り、記念館によると来場者数は、のべ1800万人に達した。しかし風雪や塩害などの影響による老朽化が進み、同市からも1年ごとに特殊建物として営業許可を得てきたが、維持が困難と判断。ファンが別れを惜しんでもらえる時間も必要として閉館1年前に発表した。

 展示品の一部は同市にも寄贈されるが、展示品を集めて催事のような形で全国を巡回するなど、新たな事業形態も検討している。