高橋優主催の秋田野外フェス大成功 1・6万人動員

「秋田 CARAVAN MUSIC FES 2016」で熱唱する主催者の高橋優

 シンガー・ソングライター高橋優(32)が4日、地元の秋田・グリーンスタジアムよこてで、2日間にわたって主催した野外音楽フェス「秋田CARAVAN MUSIC FES 2016」を成功させた。2日間で計1万6000人が来場。高橋の狙い通り、音楽の力で地元を盛り上げた。

 涼しい風が吹き始めた夕暮れ時、トリとしてステージに立った高橋の表情は充実感にあふれていた。「疲れて起き上がれなくなると思ったら逆でした。元気になっちゃった」。気温30度を超える暑さの中、前日に続いてトリを務めた上、ほとんどの出演者のステージにも上がって一緒に歌い、ギターを演奏するなど、主催者として2日間フル稼働した。

 秋田県は人口減少率や高齢化率が全国1位。昨年から「あきた音楽大使」も務めるが、寂しい現実を抱える故郷を音楽で盛り上げたいと決意。親交があったり思い入れが強いアーティストに呼び掛け、計13組が集まった。家入レオ(21)は「秋田に来るのもライブをするのも初めてだけど、こんなに皆さんが温かくてうれしい」。前日に出演したチームしゃちほこは「帰りたくない」と言い、ファンキー加藤(37)は「今年、一番夏フェスらしい、夏フェスだった」と出演者も心底楽しんだ。

 秋田県知事、同県横手市長も駆け付け、ステージであいさつした。冒頭では、佐々木希(28)壇蜜(35)柳葉敏郎(55)ら同県出身芸能人の応援メッセージも上映。会場内外では横手やきそばなど地元グルメが販売された。ジャンルを問わず、秋田に関わる人たちが協力を惜しまなかった。

 高橋もそんな気持ちに精いっぱい応えた。自分の出番の終盤に「一緒に秋田を盛り上げようじゃないですか」と叫びながらステージを降り、なまはげを題材にした曲「泣ぐ子はいねが」を力強く歌った。

 フェスは「キャラバン」として、県内全13市を回ることが目標。終演後は「皆さんの笑顔や元気を見せてもらって、やれるなと確信しています」と断言。また「県民性は内向的、シャイとネットで出てくるけど、真逆な空気が流れていました。目標達成は大変ですが、不可能が可能になる。そんな2日間を感じさせてもらいました」と手応えを得た様子を見せた。最高の形で第1歩を踏み出した。【近藤由美子】

 ◆高橋優(たかはし・ゆう)1983年(昭58)12月26日、秋田県横手市生まれ。札幌の大学への進学と同時に路上で弾き語りを開始。10年4月「福笑い」が東京メトロCM曲に起用され話題に。同7月シングル「素晴らしき日常」でメジャーデビュー。福山雅治から引き継ぎ昨年4月からニッポン放送「オールナイトニッポン」土曜パーソナリティーを関ジャニ∞大倉忠義と務める。血液型O。