水森かおり謙遜「出場が一番の目標」紅白衣装は未定

デビュー21周年メモリアルコンサートを行った水森かおり(撮影・杉山理紗)

 演歌歌手水森かおり(43)が25日、東京・中野サンプラザで、デビュー21周年記念メモリアルコンサートを行った。

 05年から始まった、デビュー日である9月25日に行う毎年恒例のコンサート。12回目となった今年は、最新アルバム「歌謡紀行15~越後水原~」収録の新曲「立山連峰」「宛先のない恋文」のほか、ロングヒット中の最新シングル「越後水原」など計25曲を披露した。「倖せに寄り添って」では満員2000人の観客と「かおり!」コールで盛り上がり、「大和路の恋」では、昨年のNHK紅白歌合戦で披露し話題となった巨大な火の鳥を模した乗り物に乗り、ステージ上空7メートルを舞った。

 幕あいには、女優初挑戦という水森が主演する約10分間のショートムービーも上映された。「毎年メモリアルコンサートをやるにあたり、何か新しいことをしたいと思ったので」と明かしたが、「(女優としての活動は)もう多分ないです」と笑い、歌手業に専念する姿勢を見せた。ウエディングプランナーに扮(ふん)した水森が仕事と恋のはざまに揺れ、最終的に仕事を選ぶ物語。「そういうオチをお願いしたわけじゃないんですけど…今の自分に合ってるなと思います」と苦笑した。

 毎年NHK紅白歌合戦の衣装が注目される水森だが、衣装はもう考えているのか報道陣に問われると「とんでもない。出場することが一番の目標です」と謙遜した。