歌舞伎役者中村勘九郎(34)が4日、東京スカイツリーで開催された「東京スカイツリー展望歌舞伎」発表会に出席した。
東京スカイツリー展望デッキフロア350の窓ガラス360度のうち255度、横幅約110メートル、高さ約2メートルをスクリーンに仕立て、展望台の夜景を背景に歌舞伎映像を楽しめるという内容だ。
勘九郎は「今回新しい挑戦もしていて、ロックに合わせて踊っています」と話した。実際に流された映像は、ロックの王様チャック・ベリーの名曲「ジョニー・B・グッド」で石橋(しゃっきょう)を舞う勘九郎の姿だった。「おやじ(勘三郎)は江戸時代にエレキギターがあったら、歌舞伎役者は絶対に使っていたはずだとよく言っていました。実際にやってみたら、良く合いました」と満足そうな笑顔を浮かべた。約7分ほどの映像には故中村勘三郎さんも登場するが、「ちょっと、ウルッときますね。父が輝いていて、その背中を見て育って来ました。父と一緒に出来たおかげで、いろんな景色を見させてもらいました。今度はボクが子どもにそう思ってもらえるようにがんばります」と話した。
スカイツリーは「家族で食事に来て以来2回目」という勘九郎は、「実は高所恐怖症なんです」と告白した。
最後に「スカイツリーでの歌舞伎上映は今までにない試みで、新しい挑戦です。歌舞伎を見たことが無い人や海外の人にも見てもらって、少しでも歌舞伎が広がっていけばうれしいです。ぜひ、足を運んでください」と強くアピールした。
「東京スカイツリー展望歌舞伎」は明日5日から来年1月31日までの上映で、今月は1日7回、11月は5回の上映が予定されている。