妻夫木聡が小栗旬らに「殺意」カエル男で悶絶笑われ

カエル男らと登壇した、左から大友啓史監督、尾野真千子、小栗旬、妻夫木聡、野村周平(撮影・森本隆)

 小栗旬(33)主演映画「ミュージアム」(大友啓史監督)の初日舞台あいさつが12日、東京・新宿ピカデリーで行われ、小栗と妻夫木聡、尾野真千子、野村周平らが出席した。人気漫画が原作のサイコスリラー作品の実写化で、大友監督は「(主演が)小栗君なら受けると言っていた」と、小栗ありきの企画だったことを明かした。

 雨の日に限って起こる猟奇殺人事件を追う刑事を小栗が、カエルのマスクをかぶった犯人「カエル男」を妻夫木が、それぞれ演じた。マスクは視界が悪く、妻夫木がマスク姿で廊下を逃げ回るシーンの撮影では、「カエル男のマスクだと見えなくて、廊下が続いていると思ってダッシュしたら、カメラに突っ込んで、おしりを強打した」という。声が出せないほどの痛みに苦しんでいると、他の出演者がクスクス笑っていたという。「何かの刑にしてやろうかなと、ちょっと殺意を覚えた」と、ジョークまじりに振り返った。

 マスクは視界もさることながら、ほぼ密封された状態で熱かったという。イベントにはカエル男役の出演者も4人が登壇しており、小栗は「かぶらせてもらったら、本当に苦しかった」、小栗も「ご苦労様です」と労をねぎらっていた。

 新潟を中心にしたロケは和気あいあいと行われ、小栗は「妻夫木君が教えてくれたお寿司屋さんがおいしかった。(妻夫木、野村と)3人で行きました」と思い出を語った。店で大友監督と鉢合わせることも多かったようで、大友監督が「行く先々にカエル男がいるんですよ」と明かすと、妻夫木は「俺は普通の妻夫木ですよ。何でプライベートまでカエル男なんですか?」と苦笑いしていた。