小田純平「全日本こころの歌謡選手権」にゲスト出演

全日本こころの歌謡選手権・決勝大会にゲスト出演して熱唱する小田純平(撮影・木﨑輝三)

 シンガーソングライター小田純平(59)が2日、東京都葛飾区の「かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール」で行われた「全日本こころの歌謡選手権・決勝大会」にゲストとして出演し、同選手権の課題曲でもある「回転扉」(作詞・伊藤美和、作曲・小田純平)と「ワイパーはまだ直さない」(作詞・五木寛之、作曲・小田純平)を熱唱した。

 「全日本こころの歌謡選手権」は審査委員長を務める田勢康弘氏が呼びかけ、日本全国に眠っている「こころを伝える歌うスター」の発掘を目指して開催。プロ・アマ・性別・年齢問わずの応募制限なしで、書き下ろしの大会オリジナル課題曲13曲を選んで応募するというもので、1次予選のテープ審査を経て、2次予選は東日本と西日本に分かれて開催された。約600人の応募者から残った29人の「こころ歌大使」がこの日の決勝大会に進出し、「こころ歌大賞」には課題曲「たからもの」を歌った東京都の松田陽子さんが選ばれた。

 決勝大会のゲストには課題曲を歌った八代亜紀らも参加。課題曲を2曲提供するなど応募者からはダントツの人気だった小田は「本当にレベルが高いし、選考は大変だったと思う」と話した。

 小田自身も両親が小さな劇団を営み、3歳から舞台にたつという特異な経歴を持ち、53歳で本格的にシンガーソングライターの活動を始めたという異色のアーチストだけに、頂点に立った大賞の松田さんに「これをきっかけに、さらに歌を愛し、こころを伝える歌を歌っていってほしい」とエールを送っていた。