有村架純、紅白司会へのモチベーションに/映画大賞

笑顔で授賞式会場に入る有村架純(撮影・山崎安昭)

<日刊スポーツ映画大賞授賞式:新人賞・有村架純(「夏美のホタル」「何者」「アイアムアヒーロー」「僕だけがいない街」)>◇28日◇ホテルニューオータニ

 映画デビュー5年で新人賞受賞の有村架純(23)は「自分が新人と言っていいのかどうかと揺れ動いていた時、この賞をいただけて背中を押された気がしました」と喜びを語った。同時に「これからは甘えがきかないぞと言ってもらえたよう。これからが大事と気持ちが引き締まりました」と責任の重さも口にした。

 600人を超える映画関係者が見守る中、女優としての覚悟も語った。「これからは、役を生きるとは何かを、自分で気づかないといけないと思います。役に正解はないかもしれませんが、信じるものを自分で提示していきたい」。

 受賞の喜びに浸る間もなく、もう1つの大舞台、NHK紅白歌合戦が待っている。紅組司会を務めるため今日29日からリハーサルに参加する。「不安もありますが、いい意味で開き直り、その場の空気感や時間を出演者の皆さんと楽しんでやりたい」。

 この日のステージも力に変える。「とても励みになります。紅白に向けてのモチベーションも上がりました。こういう機会はなかなかありませんから、背中を押してもらえる貴重な瞬間でした」。