A.B.C-Z橋本良亮、愛之助舞台で罠の掛け合い

舞台「デストラップ」に主演する片岡愛之助

 歌舞伎俳優片岡愛之助(44)の主演舞台「デストラップ」(7、8月に東京芸術劇場プレイハウスなど)にA.B.C-Z橋本良亮(23)が出演することが22日、分かった。原作は米作家アイラ・レヴィン氏が78年に発表した戯曲。翻訳と演出は福田雄一氏(48)が手掛ける。2人は初共演。

 片岡演じる失敗続きの劇作家が、橋本演じる教え子を殺して脚本を奪おうとするが、事態は予想外の展開をみせるという物語。巧みな伏線とどんでん返し、片岡と橋本の丁々発止の罠(わな)の掛け合いなどが見どころとなりそう。

 片岡は昨年6月、共演すると聞いた橋本の主演舞台「コインロッカー・ベイビーズ」を観劇後、コミュニケーションを深めた。「橋本君とのシーンは非常に楽しみ。違うジャンルで育ってきた役者たちがどんな芝居を見せるのか楽しんでいただければ」と話す。橋本は「気を引き締めて頑張りたい。難しい芝居になると思うので、より全力で立ち向かっていきたいと思います」としている。

 共演は高岡早紀(44)佐藤仁美(37)坂田聡(45)ら。東京を皮切りに静岡、名古屋、兵庫で上演予定。