殺人予告で仮面女子神谷えりな涙「不安で仕方ない」

会見で涙する仮面女子の神谷えりな(撮影・小松正明)

 ブログへのコメントで殺害予告を受けていた、アイドルグループ仮面女子のメンバー、神谷えりな(25)が6日、都内で会見し、「(警察に)現状は犯人の特定は不可能と言われてしまった。不安で仕方がない」と涙ながらに訴えた。

 先月24日午後6時20分ごろ、ブログのコメント欄に「てめえを殺すぜ」などといった嫌がらせの書き込みがあったのを、所属事務所のスタッフが確認。神谷自身は「ただ殺してやるぞだけじゃなくて、首を絞めるとかリアルなことを言ってきたので、文章を見た時は震えが止まらず、思わず涙が出た」と振り返った。同グループでは、他にも殺害予告を受けたメンバーがいたが「自分は大丈夫だと思っていた」と明かした。

 事務所が警視庁に被害届を提出。31日に受理されたが、予告は匿名性の高いソフトを使い、オランダのプロバイダー(接続業者)を使用していたことまでは突き止めたが、犯人特定は難しいという。犯人不特定のまま会見を開いたことには「このままでは殺害予告がし放題の、野放し状態。勇気を出して会見することで、1日でも早く国内外で規制がされれば」と説明した。

 ライブなどの芸能活動については、変更する予定などはないという。本人は「続けていきたいという気持ちがある反面、続けていけるのかなと…」と、不安から涙を流した。それでも「ファンの方の声を聞くことで、学ばせていただくことも多い。それを変えることはない」と、活動内容も変更しない意向を明かした。