清水富美加「ぺふぺふ病」昨年12月に虚無感で焦り

16年12月、フォトエッセー「ふみかふみ」発売記念イベントを行った清水富美加

 宗教法人「幸福の科学」の活動に専念するため芸能界引退を表明した清水富美加(22)が、昨年12月8日発売のフォトエッセー「ふみかふみ」(幻冬舎)内で、「ぺふぺふ病」にかかっていると明かしていた。独特の擬音語で自身の精神状態を表現したとみられるが、揺れる心境を吐露しているかのような告白だった。週明けの13日、衝撃の展開に対し芸能界からもさまざまな声が相次いだ。

 「ふみかふみ」は、「切なさ」などいくつかのテーマごとに文章が収められており、終盤に「ぺふぺふ病」という項目があった。清水の感性から出た“病名”とみられる。同書ではぺふぺふ病について、独特の言葉で説明している。

 「それは感情に起伏がなく これといった悩みもなく 余裕があるような というといいように聞こえるが ガムシャラな感じがなく やる気が感じられず 生きている感じがしない というと悪いように聞こえるが」と表現。「がんばっていないわけでもなく そして調子に乗っているわけでもなく そう、擬音にしたら ぺふぺふしているような状況の 一種の病」と“症状”を解説している。

 同病にかかることで仕事はスムーズに進むと説明。だが「面白みに欠けて 無難で終わってしまうので 何事もプラマイゼロで建設的でないのである」と分析し「私はいま、ぺふぺふ病にかかっている」と告白している。「病を自覚し このままでは終わる と思っているので 気持ちが追いつかない分 行動で追いつこうとするのだが 虚無感がぬぐえないのである」などと焦燥感を明かした。

 「こなすような日々では絶対にダメだ」と言い聞かせ「目の前にある、人、物、仕事、なぜ目の前にあるかという想像力を存分に働かせれば ありがたみや、申し訳なさにつながり その中でどうしたいという意思が生まれ 日々はぺふぺふからギンギンになると思うのであります」とも記載。親しい関係者は日刊スポーツの取材に対し「エッセーの制作中、何かの宗教の信者だということは全く分かりませんでした。写真撮影中もマネジャーさんと仲良くやりとりされていたようです」と話した。

 また15年12月発行のフリーペーパー「季刊 猿人」でも「ワクワクして、楽しみ。ドキドキして、怖い。いつも半々くらいです」と当時から揺れる心境を思わせるコメントをしていた。

 今月11日、新たに与えられた法名「千眼美子(せんげんよしこ)」にちなんだ新たなツイッターアカウントを開設。12日夜に所属事務所を批判するつぶやきをし、13日深夜には「出家だけではなくて 誰か ギリギリだと言った部分に隠された事 誰か 気付いてくれてますように また 一つの事実がもう消されそう」と書き込んだ。12日に発表した自筆コメントの中で、出家理由として「毎日がギリギリの状態でした」と記したことをうけたつぶやきとみられる。