悩まされる「報道統一表現」

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

 日刊スポーツに入社してまもなく1年がたちますが「報道統一表現」にしばし悩まされます。

 これは、新聞各社で著しい表現の違いが出ないよう設けられている「規定」です。実は「規定」がないと困ることも多いので、あること自体はいいと思うのですが、はたして「これは適切な表現なのか」と感じるものが多々あるのです。

 例えば「プロフィール」という言葉。「略歴」の英語表現ですが、日常会話では「プロフィール」と発音しますが、新聞表記は「プロフィル」と縮めて表記しなくてはなりません。

 他にも「マネージャー」は「マネジャー」、「メイク(化粧)」は「メーク」と表記します。「ランウェイ」は「ランウエー」(ェでなくエ)です。より英語の読みに近い表記で統一されていると聞きましたが、文字にしてみると少し違和感を覚えます。

 先日、某ファッションショーの記事を書いた際、ヤフーコメントに「『ランウエー』って、ファッションの記事書いてるやつがいちばんダサいな」と書き込まれてしまいました。へこみました(笑い)。ある意味で、その通りだと思いました。記事を読んでいる方に疑問や不満を抱かせてしまうのは、やはり複雑です。現在規定されている「報道統一表現」には、再考すべきものがたくさんあるように感じます。

 ウェブメディアにそれほど厳しい報道統一表現は、現在のところありません。例えば「ランウエー」を「ランウェイ」と表記しています。

 新聞は古くからある媒体ですから、なかなかルールを再考するのは難しいかもしれませんが、読む方々に違和感のないように柔軟に対応していく必要はあると思っています。