「東京タラレバ娘」最後まで好調/視聴率&あらすじ

日本テレビ系ドラマ「東京タラレバ娘」に出演した、左から栄倉奈々、吉高由里子、大島優子

 1月期スタートのドラマ、日本テレビ系「東京タラレバ娘」(水曜午後10時)が22日、最終回を迎えた。

 吉高由里子(28)がNHK朝ドラ「花子とアン」以来2年ぶりのテレビドラマ主演を務めた。180万部突破の東村アキコの人気漫画が原作。「キレイになっ“たら”もっといい男が現れる!」「好きになれ“れば”ケッコンできる!」と言い切るヒロインが、厳しい現実にブチ当たって悪戦苦闘しながら恋に仕事に奔走するストーリーだった。

 各回の平均視聴率(関東地区=ビデオリサーチの調べ)は以下の通り。

<第1回>13・8%(1月18日)

 30歳・独身・彼氏ナシの売れない脚本家・倫子(吉高由里子)は、高校時代の親友・香(栄倉奈々)と小雪(大島優子)と、“女子会”と称して好き勝手言い合いながら酒を飲むのが一番の楽しみだ。ある日、倫子は制作会社の早坂(鈴木亮平)から食事に誘われ、まんざらでもなく感じていた。そんな倫子たちの前に金髪のイケメン・KEY(坂口健太郎)が現れ、タラレバ話ばかり繰り広げる倫子たちに「タラレバ女!」と言い放つ。

<第2回>11・5%(1月25日)

 早坂(鈴木亮平)がマミ(石川恋)と付き合い始めたショックを引きずり続ける倫子(吉高由里子)。さらに、自分たちを「タラレバ女」と名付けた男・KEY (坂口健太郎)が今話題のモデルだということも判明し、衝撃を受ける。「恋がダメでも仕事だけは」と脚本執筆に精を出す倫子だったが、突然、新ドラマの仕事から降ろされてしまう。代わりに担当することになったのは若い脚本家・笹崎まりか(筧美和子)。マミから「女を使って仕事を取ったのかも」と聞かされた倫子は、真相を確かめようとまりかを尾行する。

<第3回>11・9%(2月1日)

 KEY(坂口健太郎)と一夜を共にしてしまった倫子(吉高由里子)だったが、何年も恋愛から遠ざかっていたため、次の一手がわからない。香(栄倉奈々)も元カレ・涼(平岡祐太)と一夜を共にするが、涼が彼女と同居していることを知り、なかったことにしようと決意する。そして、サバサバ娘・小雪(大島優子)にも、運命の恋が到来。“ドストライク”のサラリーマン・丸井(田中圭)と出会い、急速にひかれていく。

 倫子は意を決しKEYに一夜を過ごしたことをどう思っているかたずねたが、「あんたとは恋愛できない」と一蹴される。女子会三昧で恋愛という「戦場」のルールを忘れてしまった倫子は自分が欲しいものは愛だったと気づく。

<第4回>11・4%(2月8日)

 一夜を共にしたKEY(坂口健太郎)から「あんたとは恋愛できない」と言われて落ち込む倫子(吉高由里子)。そんななか、小雪(大島優子)は妻帯者のサラリーマン丸井(田中圭)と付き合うことになる。香(栄倉奈々)も彼女がいる涼(平岡祐太)の“セカンド”ポジションにおさまったことを告白。形はどうあれ、恋愛が始まった2人に倫子は焦りを感じ、幸せそうな小雪に思わず八つ当たりをしてしまう。それがきっかけで3人は大ゲンカになる。

<第5回>11・5%(2月15日)

 気づけば恋だけでなく仕事まで失ってしまっていた倫子(吉高由里子)。厳しすぎる現実に落ち込んでいたある日、長身でイケメンのバーテンダー・奥田(速水もこみち)と出会う。あっという間に惹かれていく倫子だが、KEY(坂口健太郎)は「結婚は夢ではなく現実だ」と厳しい言葉を投げかける。一方、元カレの涼(平岡祐太)からの連絡をスルーする香(栄倉奈々)。不倫相手の丸井(田中圭)と、もう会わないと決意する小雪(大島優子)。そんな2人だったが、心は揺れて…。

<第6回>12・5%(2月22日)

 バーテンダーの奥田(速水もこみち)と付き合うことになった倫子(吉高由里子)。奥田から「ずっと一緒にいられたら幸せだろうな」と言われ、すっかり舞い上がるが、一緒に過ごしていると、奥田との微妙なズレに違和感を覚えるようになる。一方、小雪(大島優子)は丸井(田中圭)と別れられず、不倫にどっぷりと浸かっていく。そして、結婚相談所に登録した香(栄倉奈々)はマッチング相手と会うことになるが、そんな時にバンドマン涼(平岡祐太)から連絡が入る。

<第7回>10・8%(3月1日)

 倫子(吉高由里子)は早坂(鈴木亮平)から、早坂の地元・北伊豆の町おこしドラマの脚本を依頼される。正直気乗りがしないまま北伊豆へ向かった倫子だったが、企画した早坂の恩師・田口(田山涼成)たちの熱い思いに動かされ、脚本を新たに書き直す。現場でADとしてイキイキと働く倫子。そんな倫子の姿にKEY(坂口健太郎)は何かを感じる。そんなとき、元彼の早坂から突然キスされ倫子はとまどう。

<第8回>10・5%(3月8日)

 しかしその夜、早坂(鈴木亮平)から「思わず舞い上がってしまって」とキスを謝られてしまい、倫子(吉高由里子)は高ぶっていた早坂への気持ちを抑えてしまう。そんな中、香(栄倉奈々)に妊娠の可能性が。香はこれで涼(平岡祐太)がもう一度自分を本命にしてくれるかもしれないと期待するが、涼の反応が気になって妊娠を確認できずにいた。一方、早坂とのキスを目撃してしまったKEY(坂口健太郎)は、複雑な想いで…。

<第9回>8・5%(3月15日)

 早坂(鈴木亮平)と付き合い始めた倫子(吉高由里子)は、「フツウ」の幸せを実感。早坂から「一緒に暮らそう」と提案され、さらに舞い上がる。一方、涼(平岡祐太)と別れた香(栄倉奈々)は、婚活を再スタート。小雪(大島優子)はルール違反を自覚しながら、妻が出産の里帰りで不在の丸井(田中圭)宅に泊まる。しかし翌朝、妻の緊急帝王切開の知らせが入って、小雪は丸井の家に1人取り残されてしまう。KEY(坂口健太郎)は亡き妻の義父から「娘のことは忘れてほしい」と言われショックを受ける。そんなKEYを倫子は放っておくことができず…という内容だった。

<最終回>11・1%(3月22日)

 落胆したKEY(坂口健太郎)を倫子(吉高由里子)は放っておくことができず、家に泊めてしまう。早坂(鈴木亮平)に嘘をついてしまったことを後悔しながらも、KEYに心惹かれている自分に気づく倫子。一方、改めて婚活をスタートさせた香(栄倉奈々)の前に、彼女と別れたと言う涼(平岡祐太)が現れ「もう一度ちゃんとつきあいたい」と告げる。そして、丸井(田中圭)との不倫関係を終わらせた小雪(大島優子)だったが、街で子連れの丸井と遭遇する。