菅田将暉「別格に重いです」初の主演男優賞に恐縮

日本映画プロフェッショナル大賞授賞式に出席した菅田将暉(左)と、花束プレゼンターの大森立嗣監督(撮影・杉山理紗)

 俳優菅田将暉(24)が13日、都内で行われた「日本映画プロフェッショナル大賞授賞式」に出席した。それぞれ池松壮亮(26)小松菜奈(21)とダブル主演の映画「セトウツミ」「溺れるナイフ」での演技が評価され、主演男優賞を受賞した。

 キャリア初の主演男優賞となったが「初めての主演男優賞を、金髪と黒髪の両極端な高校生でもらえてうれしい。そろそろ高校生の役はできなくなるけど、制服を着た作品で賞を取れてうれしい」と喜んだ。賞の感想を聞かれると「別格に重いです。(対象となる俳優の)数でいうと助演男優賞のほうが難しいけど、主演を張ること、真ん中にいてお客さんの前に立てるのはすごいこと。こんな賞を頂けるとは想像していなかったです」と恐縮した様子だった。

 新進女優賞は、「溺れるナイフ」「ちはやふる」の上白石萌音(19)、日活ロマンポルノ・リブート作品「風に濡れた女」の間宮夕貴(26)が受賞した。上白石は「新進という名に恥じぬよう、誠実に役と向き合っていきたいと思います」と決意を新たにし、間宮はロマンポルノ作品と知らずにオーディションを受けたことを明かして「(台本の)2行目に『裸になる』と書いてあって、若干逃げられない状況ではあったけど、この作品をやって本当によかったです」とすがすがしい笑顔を見せた。

 「リップヴァンウィンクイルの花嫁」で主演女優賞を受賞した黒木華(27)は欠席したが、手紙で「私にとって、とても大きい映画です。主演女優賞を頂けたことを光栄に思います」とメッセージを寄せた。