女優松風理咲(16)が8日、東京・新宿武蔵野館で行われた初主演映画「トモシビ 銚子電鉄6.4kmの軌跡」(杉山泰一監督、20日公開)完成披露プレミア上映会で、撮影中に“放置プレー”された裏話を杉山監督から暴露された。
松風は、開業95周年を迎えた千葉のローカル線・銚子電鉄を舞台とした小説を実写化した映画で、銚子電鉄にレース勝負を挑むことを企画した高校生ランナーを演じた。撮影は、残暑が厳しい昨年9月に銚子で行われた。銚子電鉄も撮影用の臨時列車を出して協力したが、通常運行中の在来線とぶつかってしまうため、臨時列車もダイヤに沿って運行したため、1シーンを撮ったら次の駅に移動、というタイトな撮影にならざるを得なかったという。
杉山監督は「撮影も、電車と追い駆けっこしながらやっている感じで、理咲ちゃんも初めて演技をするのに、何度も時間に合わせて芝居しなきゃいけない。二重のプレッシャーがあったと思う」と松風の労をねぎらった。
その上で「1回、電車が行って帰って1時間かかる。理咲ちゃんが1人でホームにいて、乗り込む場面の時に、こちらの手違いでドアが開かず、そのまま我々のNGのせいで理咲ちゃんを置いて列車がいっちゃった。ホームで、また1時間待って本番を演じた」と明かした。
松風は「本当に置いていかれました。大変でした」と笑った。それでも「初めて主演をやらせていただくということで、ドキドキしていたんですけど、現場の方が優しい方ばかりで、すごく明るく、良い意味でリラックスして撮影に臨めました」と笑みを浮かべた。
この日は主題歌「灯」を書き下ろし、劇中で初めて演技したシンガー・ソングライター植田真梨恵(26)と升毅(61)も登壇した。【村上幸将】