元娘役トップ実咲凜音、初仕事で神田沙也加と姉妹役

「屋根の上のヴァイオリン弾き」出演が決まった実咲凜音

 4月に宝塚歌劇団を退団した元娘役トップスター実咲凜音(みさき・りおん)が、市村正親(68)主演のミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」(12月5~29日、東京・日生劇場)に出演することが18日、分かった。09年に宝塚で初舞台を踏み、12年に娘役トップに就任、「エリザベート」でエリザベートを演じた。退団後の初ミュージカルで、市村演じるテヴィエの長女ツァイテル役で出演する。

 「屋根-」は1967年に故森繁久弥さん主演で初演。森繁さんは86年まで演じ、西田敏行を経て、市村が04年から継承。ツァイテル役は淀かほる、涼風真世、杜けあき、香寿たつき、匠ひびき、貴城けい、水夏希ら宝塚の元トップが演じている。

 日本初演50周年記念公演で、前回に続き妻ゴールデに鳳蘭のほか、次女ホーデルに結婚したばかりの神田沙也加(30)、三女チャヴァに唯月ふうか(20)とキャストも一新。実咲は「家族の絆を大切にした愛のある作品をお客様にお届けできるように、宝塚で学んだものを生かしつつ、新しい実咲凜音をお見せできるように稽古に励んでいきます」と話している。