「京都、大原、三千院…」デューク・エイセス解散へ

第43回NHK紅白歌合戦で歌うデューク・エイセス(1992年12月31日撮影)

 「女ひとり」「いい湯だな」などのヒット曲で知られる男性コーラスグループ、デューク・エイセスが12月末で解散することを25日、所属事務所が明らかにした。55年の結成から約62年間の活動に幕を下ろす。

 同事務所によると、リーダーでバリトン担当の谷道夫(82)らメンバー4人が「歌えなくなる前に、きれいな形で解散しよう」と話し合って決めたという。

 同グループは黒人霊歌で注目され、NHKの番組「夢であいましょう」に出演。1つの県で1曲ずつ作って歌う「にほんのうた」シリーズに取り組み、「京都、大原、三千院…」と歌う「女ひとり」や「いい湯だな」「フェニックス・ハネムーン」などがヒットした。NHK紅白歌合戦に10回出場するなど、日本を代表する男性コーラスグループのひとつとして知られていた。