J・ジャクソンの兄激白「まだ虐待は続いている」

ジャネット・ジャクソン(2002年1月16日撮影)

 ジャネット・ジャクソン(51)の兄ランディ・ジャクソン(55)が、妹のジャネットはカタール人大富豪のウィッサム・アル・マナ氏(42)による虐待が原因で離婚することになったと米ピープル誌に初めて明かした。

 ジャネットは今年1月に第1子となる男児を出産するも、2012年に結婚したアル・マナ氏との離婚が明らかになり、子供の親権が争われている最中だが、ジャクソンは同誌に、「もう十分だ。ジャネットは離婚で非常に苦しんだ」と激白した。

 さらに、「非常に虐待的な状況が、後から始まった。言葉による虐待に加え、自宅に囚人のように閉じ込められた。妊婦が毎日のように、ののしられる必要はない。彼女はそんな状況を経験した」と語っている。

 ロンドン市内に住むジャクソンはさらに、身体的な虐待はなかったにしろ、今年初めには、ジャネットを助けるために駆けつけざるを得なかったと告白。「ジャネットは激怒していた。私も、この状況にはもうウンザリだと言った」と、当時の状況を振り返った。離婚決定後は、ジャクソン一家の他のメンバーもロンドンに駆けつけたという。

 一方、これを受けて、アル・マナ氏の弁護士は声明を発表し、「アル・マナ氏は、これらの深く傷つけられる容疑に対し、返答するつもりはない」としている。

 ジャネットは9日、米テキサス州ヒューストン公演での演奏中、感情を抑えきれずに涙していたと報じられたが、ジャクソンによると、ジャネットとアル・マナ氏は現在も、子供の養育に関して連絡を取り合っているようで、「アル・マナ氏による虐待は、まだ続いている」と語っている。(ニューヨーク=鹿目直子)