香取ら3人新サイト立ち上げ、元マネ会社とコラボ

元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人が新聞に出した全面広告

 今月8日にジャニーズ事務所から独立した香取慎吾(40)草なぎ剛(43)稲垣吾郎(43)の元SMAPメンバー3人が22日、共通のファンクラブとファンサイトを立ち上げた。SMAP時代の元マネジャーの女性が代表を務める株式会社CULEN(カレン)とパートナーという関係で芸能活動を進めていく。3人はファンに向けて意味深なメッセージも発信した。

 22日未明、3人のファンサイト「新しい地図」が開設された。世界各地の老若男女が歩く後ろ姿を流す映像が流され、メッセージが表示された。

 「逃げよう。自分を縛りつけるものから。ボーダーを超えよう。塗り替えていこう。自由と平和を愛し、武器は、アイデアと愛嬌(あいきょう)。バカにされたっていい。心をこめて、心を打つ。私たちは」

 英語やフランス語、中国語などのバージョンもあり、中国版ツイッター「ウェイボー」の公式ページも作成されていた。3人で共通のファンクラブ(入会金1000円、年会費4500円)も立ち上げられた。会員登録すると見ることができる画面には、3人が1行ごとに入れ替わって1つのメッセージをつづった文章があり、結束の強さをうかがわせた。独立後しばらくは、それぞれフリーの立場で活動を続けていくとみられていたが、独立から2週間という予想以上に早いタイミングで再結集した。

 この日朝、3人の代理人を務める弁護士は「今後のクリエーティブなアーティスト活動を株式会社CULEN(カレン)とともに展開していくことを決定しました」と報告。さらに「CULENとの関係は、単なるタレントとエージェントとの関係を超え、クリエーティブ面におけるイコール・パートナーとして互いにアイデアを出し合いインスピレーションを与えあって新たなエンターテインメントを作り上げていく形を目指します」と表明した。同社が、3人のテレビや映画、広告など芸能活動の窓口となり、メディア対応は引き続き弁護士が担当する。

 同社は、昨年8月にSMAPが解散を発表する直前の同7月に設立された。空間プロデュースやグッズの企画、製造、販売、さらに出版やコンテンツの海外発信などの事業を目的にしており、昨年春にジャニーズ事務所を退職した元マネジャーの女性が代表を務め、他にも数人、かつてのSMAPのマネジャーやスタッフが同社に加わっている。

 これまで各メディアが、独立後の3人の今後について「元マネジャーと合流するのでは」と報じてきたが、この日、代理人の弁護士は「合流は間違い。あくまで元マネジャーが代表を務める会社とコラボレーションしていくということです」と強調した。

※なぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀