S・ディオン ラスベガスのステージで犠牲者を追悼

セリーヌ・ディオン

 米映画「タイタニック」(97年)の主題歌で知られる歌手セリーヌ・ディオン(49)が、1日にラスベガスで起きた銃乱射事件から2日後に同地でステージに立ち、犠牲者を追悼した。

 カントリー音楽フェスティバルの会場を狙った銃乱射事件で、59人が亡くなり、500人以上が負傷する大惨事となったことを受け、多くの歌手が同地での公演を中止する中、ステージに立ったディオンは、事件から2日後にステージに立っても良いかどうか自問自答したと観客に語りかけた。「こんな風にカーテンの前に立ってショーを始めたことは1度もないけど、今日は特別です。日曜日の夜に起きたあまりに悲惨な事件で、多くの美しく罪のない魂を失い、今だにたくさんの人が苦しんでいます。でも今夜、私たちが彼らを支援し、助けようとしていることを知ってもらいましょう。彼らにはたくさんの愛と支援、経済的援助が必要になるはずです」と静まり返った会場に向けて語りかけ、ラスベガスでの常設公演の収益を犠牲者や被害者の支援のために寄付すること発表した。

 「犠牲者とその家族、そして事件発生から24時間体制で働いている救急隊員や医療関係者、現場で多くの見知らぬ人たちの命を救おうとしたヒーローたちにこのショーを捧げます」と語ると、総立ちの会場から大きな拍手が沸き起こった。(ロサンゼルス=千歳香奈子)