菅田将暉が漫才披露、桐谷健太と客席へ走り出す

映画「火花」特別試写会に登壇した、左から川谷修士、菅田将暉、桐谷健太、三浦誠己(撮影・村上幸将)

 菅田将暉(24)が20日、都内のTOHOシネマズスカラ座で行われた主演の映画「火花」(板尾創路監督、23日公開)特別試写会の壇上で、いきなり漫才を披露した。

 お笑いを描いた映画にちなみ、菅田は劇中で演じる徳永と漫才コンビ「スパークス」を組む山下役の2丁拳銃の川谷修士(43)とそろって登壇。「スパスパスパークス!!」と叫んでポーズを取った。そして「覚えてるん?」と言う川谷をよそに、劇中でも披露した漫才を展開した。

 菅田 テレビ、買いたいねん。

 川谷 お前の家の、大きいやろ。菅田将暉の家のは?

 菅田 大きないわ。

 そんな掛け合いを続ける中、菅田は「ちゃんと練習せなあかんね」と苦笑い。川谷も「俺が突っ込んでるのに」と言い、笑った。

 イベントでは、菅田と川谷の「スパークス」と、桐谷健太(37)と、桐谷演じる神谷の相方・大林を演じた三浦誠己(42)の「あほんだら」による3番勝負が行われた。劇場のどこかに隠れた相方を探す勝負で、菅田と桐谷が客席に走っていくと、客席の女性ファンから悲鳴のような歓声が起きた。

 「火花」は、ピース又吉直樹の芥川賞受賞作を実写映画化した作品。若手芸人の徳永(菅田)が、漫才コンビ「スパークス」としてデビューしたが芽が出ず、営業先の静岡・熱海の花火大会で出会った先輩芸人の神谷(桐谷)がコンビ「あほんだら」で常識を超えた漫才を披露する姿と人間性に引かれ、弟子入りを志願。神谷から弟子入りを了承する代わりに自分の伝記を書くよう依頼される。その2人の10年を描いた青春物語。