安全地帯35周年ライブ、トーク無し2時間以上魅了

デビュー35周年記念ツアー日本武道館公演を行った安全地帯。左からギター矢萩渉、ボーカル玉置浩二、ベース六土開正、ギター武沢侑昴、後方左にドラムス田中裕二

 ロックバンド安全地帯が24日、デビュー35周年記念ツアー日本武道館公演を行った。

 「ワインレッドの心」「恋の予感」などのヒット曲を始め24曲を披露した。ボーカル玉置浩二(59)は今年ソロ30周年。アンコールで「ありがとう!」と絶叫しただけで、トークは一切なかったが、2時間以上にわたり、圧倒的な歌唱力で観客を魅了した。「悲しみにさよなら」では、「愛をふたりのために」という歌詞を「愛を安全地帯のために」に替えて歌うなどして、ファンを喜ばせた。

 前日23日に続く2日間公演。立ち見を含め、2日間で超満員の計2万5000人を動員した。バンドとしては4年ぶりのツアーで、日本武道館公演は7年ぶり26回目。35周年ツアーは、来月9日の香港公演で終了する。