京都の歳末の風物詩「吉例顔見世(きちれいかおみせ)興行 東西合同大歌舞伎」(12月1~18日)を前に、大入りを願い歌舞伎役者の名前を板いっぱいに書き入れた看板を劇場正面に掲げる「まねき上げ」が25日、京都市左京区のロームシアター京都で行われ、8代目中村芝翫(しかん=52)長男中村橋之助(21)次男中村福之助(20)三男中村歌之助(16)の親子4人が出席した。
例年、看板が飾られていた京都市東山区の南座は耐震改修工事のため休館中。南座でまねき上げが行われないのは、松竹が南座の運営を始めた1906年以降初めてという。
芝翫は「史上初の親子4人襲名披露を、いよいよ私の大好きな京都でさせていただける、大変幸せなことでございます。すばらしい先輩方の胸をお借りして、私ども一家、一生懸命勤めて参ります」とあいさつした。 橋之助は「まねきを見て一層気が引き締まりました。昼夜ともに、しっかりと勤めさせていただきます」と意気込んだ。