参拝客激減の富岡八幡宮、あえて出向いた思い入れ

初詣客で例年にぎわうが、今年は閑散とした元日となった富岡八幡宮

 芸能ネタではありませんが、自分の近所ということで、富岡八幡宮について触れます。

 昨年12月7日、宮司の女性が、実弟に殺害されるなど、4人の死傷者を出した殺人事件の舞台となった。予想された事態ではあるが、初詣参拝客にその影響は出ていた。

 例年であれば、大みそかの午後10時過ぎころから、神社のすぐ近くを通る永代通りの1車線をつぶし、参拝客が行列を作っていた。今年も警察が出動し、永代通りの車線規制は行われたが、行列はいっこうに出来なかった。私は例年、行列が収まる午前4時ごろに参拝していた。

 今年は、様子見も含めて日付が変わった直後に出向いたが、そのタイミングでまったく待つことなく参拝できたのだ。

 殺人事件の現場となってしまい、「縁起が悪い」と考えるのは当然だろう。しかし、私にとっては、実は思い入れの深い場所だ。2年前に大病で倒れた時、両親が参拝してくれた。幸い後遺症もなく復帰できてからは、自分でも、事あるごとに参拝している。昨年も約25年ぶりに再会した親友とも参拝した。事件が起こったのは、その数週間後だった。

 個人的な思い入れに加え、「事件と神様は関係ない」という思いもあるので、今年も参拝した。余談だが、おさい銭もかなり奮発した。

 自分は、2年前までは、どちらかと言えば現実主義で、信仰心のかけらも持ち合わせていなかった。しかし大病で死にかけ、奇跡的に助かった。以来、生かされていることに運命を感じている。また、そこに何かの意味があるのなら、その意味も見極めたいとも思っている。

 大病から3年目。医師からは、3年間何もなければ完全復活と言われている。そのスタートに、あえて変わらず、富岡八幡宮を選んだ。この選択が、吉と出るか、凶と出るか。まさに「神のみぞ知る」の心境だ。