小室、不倫疑惑看護師に「容認してもらってるかな」

引退を表明し涙を堪える小室哲哉(撮影・鈴木みどり)

 18日発売の「週刊文春」で看護師女性の不倫疑惑を報じられた、音楽プロデューサー小室哲哉(59)が19日、都内で会見を開き引退を宣言した。

 小室は、会見開始から約50分間にわたり、持参した文書を元に引退に至った経緯、くも膜下出血で11年10月から療養中の妻KEIKO(45)の現状など、引退の理由を語り続けた。その中で、不倫疑惑が報じられた看護師A子さんとの関係について出会い、経過まで詳しく説明。自身がC型肝炎に加え、突発性難聴で左耳が聞こえなくなったことで、A子さんが所属するクリニックに行き、17年8月から関係が深まったと語った。

 ◆看護師との接点 17年ですが、夏前の1カ月ほど、忙しいというのもありますが、その2年前に何でからか分かりませんが、C型肝炎になってしまいまして。結局、2人とも闘病という形になってしまいまして。初めはKEIKOが普通の家庭の妻であるわけではないので、看病とか、見舞い、言葉をかけてもらうとか、そういうのがなかなか難しい状態で…1人で半年、闘病生活をして…今も、まだ闘病は続けております。今更ですけど仕事、芸能活動を縮小すべきだった、もう少し生活を考えるべきだったのかなと思いますが、ついつい皆さんの期待に応えたいという気持ちが強くて、病気のままテレビ出演や創作を辞めずに続けてしまいました。KEIKOが何を言っていたかというのは、一般的な脳の考え方ではないと思いますので、どういうふうに思っていたのかは、想像の域を脱しません。おかげさまで陰性になりまして、仕事に復帰した16年くらいから、副作用もありまして、(右足関節)骨折がありまして。17年6月に、実家にお世話になろうといった頃から、突発性の難聴に近い状態になりまして左の耳が聞こえないです。今もキーンという音が鳴りっぱなし…診断書によるとストレスからの摂食障害、睡眠障害みたいなことで8月に1人で入院しました。

 A子さんを含んだ複数のお医者さん、看護師さんに日増しに協力を受けることが増え、退院しましたが、不規則な生活もありまして通院のみでは(治療は)不可能。都内は幸い、優れたところで、往診ということで、いろいろなところお医者様が来ていただける環境にある場所。利用させていただいて、何とか仕事してきたつもりです。順調に戻れたなと思っていたんですが、耳は今も治っていないですし、すぐに熱っぽくなったり。その中、A子さんのクリニックは早朝、昼休み、時には深夜のイベント終了後、ホテルの滞在の場所に複数で来ていただいたことも、もちろんあったですし、A子さんが医療として往診に来てくれる日が、たびたび増えてきました。当たり前ですが、急な往診の依頼もしてしまい始めたというのが、そのくらいです。当然という言い方は違いますけど、KEIKOが(自宅に)いる時にも往診には複数回、来ていただいています。残念ながら(KEIKOは)「記憶にちゃんとない」という話を聞いていますが、現実にはあります。

 ◆看護師と親密になった経緯

 ここからが、僕の甘さが出てきますが、容認してもらっているかな…というのがありまして。スタジオとかでの、普通の雑談であったり会話を、女性とする機会が、ほぼない状態が何年か続いていて…いろいろ話をしてしまい、メンタルケアと言ったらきれいな言い方ですが、雑談に付き合ってもらった。確実に、僕の甘えに付き合ってくださった。点滴は全て薬事法に基づいて、医師の指示に従ったものです。その前後であったりのケア…施術と言ったらきれいですが雑談、笑い顔みたいな。普段出来ないこと、話せないこと、楽しめないことを、そこで時間を費やしてお世話になって話を聞いてもらった。17年8月後半くらいから始まり、続き出しました。当然なのか分かりませんが、相手の方も少しずつ自分のことをお話いただき、1番信頼できる看護師さんということに、だんだんなってきた…そういった経緯なんですが。

 ◆看護師との関係

 通常でもあることなんですが、看護師は女性であって、お医者様で2人になることというのは多々、あるんですが、そこで女性の看護師さんが施術するということで、当たり前ですが誤解を与えてしまうのは当然なわけで。スタッフがいてくれることも多々あったわけですが、皆さんがおっしゃる密室と言われるところの施術では、スタッフも外にいるしかないので、確実に誤解を招いてしまいましたし、報道にもありましたように(2人でいる)時間が長すぎるのではないか…場所もそうです。当たり前ですけど、怪しい、おかしいんじゃないかということになっていることは、当然です。

 ◆看護師との男女の関係

 C型肝炎の話をさせていただきましたけれども、当たり前ですけども体調不良で来ていただいて、女性として来ていただいたことは1度もないので。精神的なこと、サポート。僕が体調不良で、非常にお恥ずかしい話なんですけれども、男性として、女性を呼び込みたいというような欲求から、かけ離れていまして…心から本当にそうなんですが、そういうのはないので、男女の関係は全く、ありません。間違いなく、誤解を生じさせてしまった。往々にして、男女でありえるということを想像させるような環境は多々あったと思います。これは本当に、皆さんが使っていらっしゃる言葉で、使わせていただきますが、不徳の致すところと言う言葉以外には、ありません。そこは重々、承知しております。申し訳ありません。世間の皆さんに不快な思いをさせて、そういった(家族を介護する)環境のある方にも、不快な思いをさせて深くおわびいたします。

 小室は男女の関係については否定し、謝罪を繰り返した。【村上幸将】